2015年7月22日水曜日

夜の帳が開く頃 あとがき

やっと、茜色の空から始まった連載を終わらせる事が出来ました。

これは、別で運営している二次創作サイトのリメイクになるのですが、3年前に小説を描くようになって、初めて連載というものを行った思い入れのある作品です。

また、オリジナル小説としても初めて感想をいただけた作品で、そういった点でも本当に印象の深いものとなりました。

当初は茜色の空だけで終了の予定でした。

綺麗で哀しくて暴力的な雰囲気は夕焼けに重なるものだったので、主人公を犯して、それに罪悪感を感じながらも、何処か甘美な征服欲を感じてそれに取り憑かれてしまう様を夕陽が沈む様に準えて耽美的に描きました。

連載終了の後、当初は描き切って満足していましたが、続編を望んで下さるコメントや、自分自身も時間をおいてから読み返して「これでは哀しすぎる」と感じたために続編を企画しました。

夜の帳が開く=夜明け

なので、今度は純が救われる様を夜明けに準えて描きました。

私自身が単純なハッピーエンドが嫌いなので、フィクションですが感情の生々しさやリアリティーを求めてみました。

ただ、まぁ最後は都合がいい感じになってしまったかなぁとは思いましたが…

彼が救われて、主人公ちゃんと幸せにアハンな展開になるという自分の目標は達成されたのでよかったと思いますし、二次創作として描いたときに足りなかった部分を補い、より地に足のついた作品には出来たと自分では思えたのでよかったです。

今後も連載は続々と控えておりますし、企画もありますので、またお付き合いいただければと思います。

それでは、あとがきまで読んでくださり、どうもありがとうございました!


天野屋 遥か

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